石原都知事 緊急会見 シャッフル [政治]
石原慎太郎東京都知事が25日、緊急会見を行い、辞職して新党を結成すると発表しました。石原都知事は、この緊急記者会見で政府・官僚への不信感をあらわにし、新党結成の理由だと説明しました。
石原都知事の緊急会見の骨子は、明治以来脈々と続いてきた、日本の官僚制度をシャッフルすることだとし、憲法改正、ゆとり教育(文科省)、保育所問題(厚労省)、米軍横田基地返還(外務省)、尖閣諸島問題(外務省)など、これまで中央官僚が行ってきたことを、「独善」だとし、変化の激しい時代に継続性と一貫性を主張する官僚に対し、「発想がない」「問題の棚上げだ」と痛烈に批判しました。
特に憲法改正については、現憲法を「占領軍が一方的に与えた、あの醜い日本語でつづられた憲法」とし、吉田茂元首相が、サンフランシスコ講和条約締結後に、憲法を改正しなかったことを批判しました。
石原都知事は、今後、自らが命名したたちあがれ日本(平沼赳夫代表)と合流し、代表につくとの予測が流れており、日本維新の会の橋下徹大阪市長との政策協議も行う模様です。
任期半ばで辞職することの是非を問う声も多いですが、政治家なので、有権者・都民・国民への政策実行責任・説明責任をきっちりと果たすことがポイントで、任期を全うすることが政治家の責任ではないと考えます。
国会では、第3極の政治勢力が話題視されますが、我々有権者は、候補者の政策実行力や説明責任を果たしているかなど、政治家として基本となる「政策」をきちんと見極るとともに、間違っても、反社会的勢力とつながりのある候補者や、政策やマニフェストを蔑ろにしてきた政党・議員を再選させてはなりません。
石原都知事の国政復帰が、政治の世界に与える影響を注視していきましょう。
石原都知事 緊急記者会見の模様です。
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