中村勘三郎 急逝呼吸窮迫症候群 日本医科大学付属病院 歌舞伎座こけら落とし [芸能]
中村勘三郎さんが、本日5日の午前2時33分に、都内の病院で、急逝呼吸窮迫症候群で亡くなられたとのニュースが入ってきました。新しい歌舞伎座のこけら落としを待たずに、亡くなられたのは残念です。この急逝呼吸窮迫症候群、耳慣れない病気ですが、詳しくは後ほど。報道では、「中村勘三郎さんは都内の病院で亡くなられた」と伝えられていますが、この病院は東京都文京区の日本医科大学付属病院の模様です。
中村勘三郎さんは57才。早すぎる訃報に驚きを隠せません。中村勘三郎さんは、歌舞伎の古典から新作まで芸域は広く、「平成中村座」公演などで歌舞伎界に新風を吹き込み、テレビや映画、現代演劇でも活躍した方なので、残念な訃報に接し、ご冥福をお祈りするばかりです。
勘三郎さんは、今年6月に初期の食道がんが発見され、記者会見では、
「新たに与えられたこの試練に立ち向かい復帰に向けて治療に専念いたします!一日でも早く元気な姿をお見せできるように!」
とコメントしていましたが、帰らぬ人となってしまいました。
勘三郎さんは、この数年は病気続きで、おととし12月には突発性難聴で休養し、昨年9月に復帰しましたが、今年6月に食道がんが見つかり、その後、肺疾患を患った模様です。
一部週刊誌には、勘三郎さんがチューブでつながれていて重篤であることが書かれていましたが、本当だったのですね。。。
さて、急逝呼吸窮迫症候群とはどういった病気なのでしょう。
専門家の話を、要約しておきましょう。
急逝呼吸窮迫症候群は、重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種で、「症候群」なので、症状・検査結果・病気の経過に共通点があります。
・外傷や感染症などの病気になったのをきっかけに発病する、
・もともと肺に異常がない、
・重い呼吸不全がみられる、
・心臓に原因がないのに胸部X線写真で両肺に肺水腫(肺に余分な水がたまる)がみられる、
などに要約することができます。
食道がんが急逝呼吸窮迫症候群を誘発したと言うことでしょうか。
来春には、新しい歌舞伎座のこけら落としが待っていたのに、残念でなりません。
「癌晴った」なんて、中村勘三郎さんらしいですね。。。
改築前の歌舞伎座画像
中村勘三郎さんの、在りし日の動画です(平成中村座のPRです)
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