サークルKサンクス 内輪もめ セブンイレブン [ニュース]
サークルKサンクスがもめているという話の続報です。 1ヶ月ほど前に、四国でサンクス約120店舗を展開する地域運営会社サンクス東四国が、セブンイレブン・ジャパンへの契約の切り替えを希望しているとの記事を書きましたが、サークルKサンクスは、契約満了後すぐに鞍替えするのは契約(競業避止義務)違反だとして、サンクス東四国を提訴。10月に第1回公判が行われ、11月中旬には第2回公判が開かれる模様です。
以前の記事は、こちらからどうぞ。
http://trend-news-agency.blog.so-net.ne.jp/2012-10-20-2
サンクス東四国は、サークルKサンクスとエリアFC契約を結び、サークルKサンクスに代わって、香川や徳島でのFC募集や運営などを行っている会社です。
サンクス東四国が離反するのは、競争にさらされるコンビニオーナーの声に押されためで、「サンクスのままだときつい。別のコンビニでやりたいという強い希望があった」と、前回の記事で書きましたが、少し詳しい状況が判明した模様です。
サンクス東四国が展開する香川や徳島では、ローソンが先行していたものの、サンクスもそこそこの商売を行っていたといわれています。しかし、ファミリーマートが2001年に香川、06年に徳島に出店してから状況が一変した模様です。
競争が激化し、サンクスでは売り上げが2~3割落ち込む店も。香川のあるサンクス店では、ローソンによる出店攻勢を受け、3店が周囲に相次いで出店したため、売り上げが半減。サンクス店のオーナーは「弱いチェーンだからと狙い撃ちされたのでは」と悔しい思いをしたそうです。
さらに、9月には、業界首位のセブン-イレブンが、四国進出を正式発表。
「商品の質がサンクスとぜんぜん違う。今、セブンが来たら、間違いなく店は潰れる」
セブン-イレブンの店を視察した、サンクス店のオーナーは危機感を募らせたと言われています。
こうした状況のなかで、サークルKサンクス(本部)は、サンクス東四国に対して、
「加盟店が販売に注力できるような改装のご提案をしながら、最終的には残っていただけるように努力をしていく」
と、東四国の加盟店を回って説得を続けている模様ですが、
「いまさら言われても遅い」
と、オーナーの反応は冷たいようです。
また四国には、サンクス東四国のほかにサークルケイ四国というエリアFCも存在しており、サークルKとサンクスの統合後も、それぞれが同じエリアで出店してきた経緯があります。
サンクスのオーナーにとってサークルKは依然「競合他社」とのイメージが強く、こうした状況のため、顧客へも混乱を与えてきたようですね。
自分たちが生き残るかを考えるのも重要かもしれませんが、顧客がどうしたら喜んでもらえるのか、今回の契約切り替えの根っこには、何か欠けているような気がしてなりません。
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公式動画と書かれていましたが、こんな動画が何の役に立つのだろう。。。
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