福田依里子 離党 みどりの風 [ニュース]
福田衣里子さん。民主党の前衆院議員で、長崎2区選出ですが、離党届けを提出してしまいました。
離党した福田依里子さん、「みどりの風」に入ると報道されています。
男勝りの女性国会議員のなかでも、チャーミングな印象の福田依里子さん。どういった経歴なのでしょうか。
福田依里子さんの生まれは、1980年(昭和55年)10月30日、長崎県長崎市に3人兄弟の末っ子で、子供の頃には父の仕事の関係でロンドンに在住していた経験もあるそうです。
高校時代(長崎県立長崎西高等学校)では空手部に所属し、黒帯初段を取るほどの猛者!!。
卒業後は、広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻に入学しましたが、「学ぶ意義が分からなくなった」と大学を休学してしまいました。
その後、3か月あまり単身でフランスに旅行した際に食べたパンに感動。パン屋開業の夢を抱いて、帰国後に長崎のパン屋で「修行」をはじめたそうです。 ちなみに、広島修道大学同窓会の同窓会員規定を充たしていることから、2010年に同窓会員として名を連ねることとなりました。
福田依里子さんが衆議院議員になったきっかけは、C型肝炎ウイルスへの感染です。
2004年4月には、実名を公表して薬害肝炎九州訴訟の原告となり、講演活動の他、各種メディアに登場するなどして精力的な活動を続け、原告団全員に訴訟が認められるようになったのは有名な話です 。
こうした薬害肝炎の問題に携わっていく過程で、政治に関心を持ち始めたと伝えられています。
肝炎の方は、二度のインターフェロン治療でウィルス反応は陰性となり、肝炎は完治して飲酒が可能な状態にまでなった回復されたそうです。
さて衆議院議員になったのは、民主党(当時)小沢一郎氏より衆院選への出馬要請を受け民主党公認候補となることを表明し、2009年8月の衆院選に長崎2区より出馬しました。
薬害肝炎被害者としての経験から、
「『命』を奪うのも政治なら『命』を救うのも政治」
と訴え、自民党公認の久間章生から議席を奪い、28歳の若さで初当選しました。
当時の報道では、「エリのクマ退治」とも言われた、久間氏は重複立候補した比例代表でも復活できませんでした。
小沢ガールといわれた福田依里子さんですが、薬害肝炎を乗り切った迫力というか、他の小沢ガールたちとはどこか違う雰囲気を持った議員と感じます。
薬害だけではなく、過去の集団予防接種により、B型肝炎ウィルスに悩まされている方々も多いので、こういった「命」にかかわる仕事に、これからも活躍して欲しいと思います。
2011年8月3日、福田依里子議員が、B型肝炎訴訟に関し、衆議院厚労委員会で細川厚労大臣と質疑応答した時の動画です。
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