金子哲雄 エンディング 小学館 [金子哲雄]
金子哲雄さん。ご存知、今年10月2日に、41歳で亡くなった「流通ジャーナリスト」の金子哲雄さん。この金子哲雄さんの訃報に、驚いた人も多かったですが、生前に、葬儀から墓の手配までを済ませていたことでも、大きな話題を呼びましたね。
先日、小学館から発売された金子哲雄著『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』には、金子さんが、どんな思いで余命宣告を受け止めたのか、またどのように“死の準備”を行ってきたのか、詳細に書かれています。
著書によると、8月には弁護士に連絡をして公正証書遺言の作成に入り、葬儀社も手配。説明を受けた葬儀社の社長は、「え! ご本人の葬儀ですか!?」と驚いた模様です。
戒名も生前に手配し、その戒名が持つ意味に感じ入り、「今まで“見えていなかったこと”が見えるようになり、寿命を延ばす結果となった」と書いています。
「賢い選択、賢い消費をすることが、人生を豊かにする」を謳い続けた金子哲雄さんらしく、「最後の選択を間違えたくはなかった」という思いも感じられますが、それ以上に胸を打たれるのは、残される家族や親しかった人々に対する、やさしさやいたわりの気持ちです。
文中でも、「自分の“死”にまつわることなのに、作業中、喜んでくれている相手の顔を思い浮かべて、笑みさえこぼれた」と書かれていますが、死の間際にあっても、なお誰かを気遣える心の持ち方は、素晴らしいの一言で表すことはできません。。。
亡くなる前の数ヶ月、テレビで見かけると激やせしていましたが、それでも番組を楽しませる気遣いをお姿に変わりがなかったのですが、このときには既に、死に向けて準備していたのですね。。。
自分自身も、余命宣告されたら、同じような心構えで、同じような行動ができるか、全く自信がありません。。 ご冥福をお祈り致します。
金子哲雄著『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』(小学館)は、宜しければこちらからどうぞ。
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2010年3月には、このようなタイトルの本を出版していたのですね。。。
もしかしたら、この時から、予感していたのでしょうか?
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2012-12-03 15:03
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