【自殺予防本舗】「鬱(うつ)」を防ごう!! なりやすい方の特徴 [自殺予防]
自殺者数が減少傾向に転じているとはいえ、未だ3万人を上回る自殺者を出し、その数は、交通事故死の3倍以上にのぼっている状況に変化はありません。自殺の原因のひとつとされる「鬱(うつ)」について、考えてみましょう。
鬱(うつ) 画像
「鬱(うつ)になる人は、まじめて頑張り屋さんが多い」
と言われることを耳にしたことはありませんか?
特に最近は、30〜40代の働き盛りの方だけでなく、20代の、しかも男女に関係なく鬱になる傾向があるので、注意が必要です。
この若年層の鬱(うつ)は、就職氷河期と経済の低迷が関係していると思いますね!
有名大学を卒業しても、就職先が決まらなかったり、超大手企業でもリストラを行っており、将来に不安を感じざるを得ない、などなどの状況が根底にありますからね・・・。
こうした不安のなかで働いていると、ちょっとしたことでも、鬱(うつ)になってしまう危険性がありますが、防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
精神科医の松代信人先生によると、避けた方が良い行動パターンとして、3つを掲げています。
(1)傷つきやすいので、ついつい人を避けて話をしない (2)納期がきついこともあるが、完全主義なのでついつい終電帰宅となってしまう (3)周囲の期待が大きく、無理な依頼も引き受けてしまう
周りの期待に応えようとして、ついつい頑張ってしまう人、いつも分刻みのスケジュールをこなしている人、徹夜常態が何ヶ月も続いている人、などは、「スーパーウーマン症候群」とよばれる心の病にかかってしまいますよ!!
そして、鬱(うつ)に陥ってしまうのは、人間関係が原因のことが多いので、職場や家庭の人間関係でトラブルとならないように注意することが必要ですね。
特に、上司からの叱責や、同僚からの冷たい仕打ちなど、避けて通れないことも多いですが、
「周囲の人からの発言の受け止め方を変えることが一番です。」
と松代先生は述べています。 どう変えるのかと言うと、
「評価しないこと」
相手にしないとか、無視すると言った受動的な対応ではなく、能動的に、
「評価に値しないと判断する」
ことで、怒ったり落ち込んだりする必要がないのです。
「レベルの低い人だな!?」
と思えばいい!! 見方を変えて、ストレスを受けるのではなく、能動的にストレスを感じなくさせることで、鬱(うつ)を防ぎましょう!!
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