JOC聞き取り調査は何だったのか!? 意味のない体罰調査!! [体罰・いじめ]
JOC(日本オリンピック委員会)は、女子柔道の暴力・パワハラ問題を受けて、五輪競技加盟団体の聞き取り調査を発表しましたが、そのお粗末さには、あきれてしまいますね!! 調査対象の31団体に、平均15分の聞き取りを行い、「全ての団体に暴力はなかったとの回答を受けた」と、意味のない調査結果を発表してしまいました!!
JOC記者会見 福井烈 画像
聞き取り調査は、選手強化担当の福井烈理事、平真事務局長らが、各団体の強化責任者と個別に面接し、ロンドン五輪までの4年間に、代表レベルで指導者の暴力やパワーハラスメント行為があったかどうかを尋ねたと伝えられています。
記者会見した福井理事は、
「31団体全て、(暴力は)一切ないとの答えをいただいた」
と発表。
市原則之専務理事のコメントは、笑っちゃいますが、
「2日間で何が分かると思われるだろうが、真剣にこの問題に取り組むJOCの姿勢を強化担当者に見せた」
この発表を聞いた方々が疑問に感じることは、想定内と言わんがばかりの発言ですね!!
桜宮高校のバスケ部主将が自殺した問題でも、佐藤芳弘校長の記者会見で、管理側が事実関係を把握していなかったことを露呈してしまいましたが、今回の、女子柔道の暴力・パワハラ問題をきっかけにしたJOCの調査は、
「はじめに結論ありき」
ではないでしょうか!?
ことの本質は、
「指導側が、体罰・暴力・パワハラと認識していない」
ことが問題なのに、JOC調査は、
「指導側に聞いたところ、一切ないとの回答だった」
と、全く問題の本質を捉えようとしていないですね!!
もしかしたら、女子柔道以外で同様の問題が発覚したら、JOCは、この聞き取り調査結果を悪用して、責任逃れをするつもりでしょうか!?
まだまだ、日本のスポーツ界は、この問題で揺れ動くでしょうね!
この際、全ての膿を出してしまった方が良いと思いますよ!!!
2013-02-09 10:25
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0