人材派遣業界 変化する市場動向 [ニュース]
人材派遣業界の変化が起きていますね。派遣法改正をにらんで、市場動向が変化しています。この派遣法改正は、企業グループ内派遣を規制強化したもので、これまで、この法対応が報道されることはなかったと思いますが、ここにきて、大手企業の動向が注目されています!
都市銀行大手の、三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループは、改正派遣法が施行される前までに、グループ内の派遣事業を撤退させることを決めた模様です。
この改正派遣法は、企業グループ内の派遣会社から受け入れる割合が80%を超えてはならないとされ、違反した場合は、企業名の公表などの罰則措置があるため、これらふたつの都市銀行は、企業イメージを損なうことのないように、派遣事業から撤退したのではないでしょうか!?
伝えられているところによると、これらふたつの銀行グループには、1万8千人の派遣社員が働いているとされ、これらの派遣は、順次、直接雇用に切り替えられると言われています。
今回の撤退は、あくまで企業グループ内に、ほぼ100%派遣していた事業を撤退するとの内容なので、派遣業界全体に影響を及ぼす事件ではないでしょうが、これまで人件費抑制の打ち出の小槌だった、企業グループ内派遣が使えなくなるで、同様の事例が起きることはあり得るでしょうね・・・。
いまや、人材派遣業界は、日本の雇用動向を左右すると言っても過言ではないので、今回の変化は、法規制対応によるものとはいえ、看過できないと思いますね。
今後の市場動向に、注目です!!
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